基本概念
このページでは、システムの重要な基本概念である**「ロット(Batch)」**、その重要性、およびデータの安全な保存仕組みについて説明します。
ロット(Batch)とは?
ロットとは、同じ賞味期限・消費期限を共有する同一商品のグループのことです。
同じ商品を異なるタイミングで購入し、それぞれ期限が異なる場合に、商品を効率よく整理・管理できます。
簡単な例
同じブランドの牛乳を2回購入したとします:
- 🥛 1月に購入した牛乳 — 期限:3月10日
- 🥛 2月に購入した牛乳 — 期限:3月25日
全く同じ商品(同じブランド・種類)であっても、期限が異なります。アプリ内では、各期限がそれぞれ異なるロットとして管理されます。
なぜロット管理が必要なのか?
商品をロットで分類管理することにより、以下のメリットが得られます:
- 同じ商品に対する複数の異なる期限を正確に管理できる。
- 期限切れによる廃棄ロスを防ぐことができる。
- どの商品が先に期限を迎えるかを正確に把握できる(先入れ先出し原則 - FIFO)。
- 実際の物理的な在庫数と一致した正確な管理ができる。
- 商品 (Product): アイテム自体(例:牛乳)。
- ロット (Batch): 特定の期限を持つその商品のバージョン(例:3月10日着の牛乳)。
商品に新しい期限がある場合は、必ず新しいロットとして登録する必要があります。
ワークスペース (Workspaces)
ワークスペース(Workspaces) は、従来の「チーム」概念を置き換えるものであり、すべてのデータ — 商品、ロット、ブランド、店舗、カテゴリー — が保存・管理される中央の場所です。
ワークスペースの種類
システムには 2 種類のワークスペースが存在します:
- 個人向けワークスペース (Individual Workspace):
- Expiry Tracker (個人向け) で使用されます。
- お客様個人のアカウントに専属で紐付けられます。
- Webアクセス: Expiry Tracker PRO サブスクリプションをご契約のユーザー専用で、Validades.com Webサイトからアクセス可能です。
- 共有ワークスペース (Shared Workspace):
- Expiry Tracker for Teams で使用されます。
- 同一チーム/組織の複数のメンバーが共同でデータを登録・管理できます。
- モバイルアプリ、および Validades.com Webサイトの双方からアクセス可能です。
ワークスペースの重要なルール
- Validades.com での選択: Validades.com Webサイトにログインする際、作業対象となるワークスペースを選択する画面が表示されます。
- データの完全分離: 各ワークスペースは完全に独立しています。あるワークスペースで商品を登録・更新しても、同じユーザーアカウントに紐付いていても別のワークスペースには共有・反映されません。
- データ所有: すべての記録(商品、ロット、ブランド、店舗、カテゴリー)は、特定のワークスペースに厳密に属します。
データの保存方式
データの保存方法は、ご利用のアプリのバージョンによって異なります。
1. 無料版 (Expiry Tracker)
無料版では、商品データはお使いのスマートフォン本体にのみ保存されます。
端末の紛失、盗難、初期化、故障や、手動のバックアップ・エクスポートを行わずにアプリを削除した場合、すべてのデータが永久に失われ、サポートでも復元することはできません。
定期的にデータをバックアップ・エクスポートして保護することをお勧めします。
2. PRO版ユーザー (Expiry Tracker PRO)
Expiry Tracker PRO をご契約の場合、個人向けワークスペースのデータはアカウントに紐付けられて自動的にクラウドへ同期されます。これにより:
- 複数の対応デバイス間で商品を同期できます。
- Validades.com Webサイトからデータにアクセスできます。
- 端末買い替え時やアプリ再インストール時に全データを復元できます。
- サブスクリプション復元後にアクセスを回復できます。
3. Expiry Tracker for Teams ユーザー
Expiry Tracker for Teams では、共有ワークスペースのすべてのデータが組織アカウントのクラウドに保存されます。アプリの再インストール、端末変更、あるいは Validades.com Webサイトからのアクセスでも、ログインするだけでデータを一切失うことなく利用できます。
期限が近い商品の設定
アプリでは、賞味期限・消費期限の何日前から「期限が近い」と判定するかを設定できます。
- デフォルト設定: 初期設定では、アプリは 30日前 を基準としています。
- 全体への適用: アプリの設定画面でこの値を変更すると、登録されているすべての商品のデフォルト値が変更されます。
- 商品ごとの個別設定: 商品の登録・編集画面で個別に日数を設定することも可能で、特定の商品だけ独自のアラート期間を指定できます。
- 通知とハイライト表示: たとえば 40日 に変更した場合、期限まで40日以内のすべての商品に対して通知が届くようになり、画面上でも目立つハイライトカラーで表示されるようになります。
アプリの設定画面では、この項目は 「期限が近い日数」 と表記されています。